精密部品の加工にかかる費用や価格についてのポイントとして、時間のチャージの仕組みについて確認しておきましょう。また、用いる素材にかかるコストや特徴の違いとして、銅と真鍮の違いについても紹介します。精密部品の加工の依頼を検討している方はぜひ、参考にしてください。
身の回りにある金属といえば、硬貨や機器などが挙げられます。金属と一言でいっても、その特徴や性質によって様々な分類があります。
その金属のなかでも、銅と真鍮は精密部品の素材として用いられることが一般的に多いです。銅は純粋な物質ですが、一方で真鍮は銅と亜鉛が含まれている合金です。銅の中に亜鉛が2割以上含まれているものは真鍮に分類されます。硬貨でいえば銅は10円玉、真鍮は5円玉の素材として使用されています。
また、それぞれにおける重さも異なります。銅が8.96である一方で真鍮は8.45と、銅のほうが重さはありますが亜鉛が含まれている都合上、真鍮のほうが硬さでは勝ります。
含まれている亜鉛が多くなるほど、真鍮の呼び方も変化します。亜鉛が銅に対して3割を占めるようになると七三黄銅、4割なら六四黄銅です。
一般的に素材として用いられる真鍮には3〜4割の亜鉛が含まれています。
それぞれの特徴について、さらに細かく見ていきましょう。
銅は数ある金属のなかでも加工がしやすく、優れた性能を持っています。日常的に扱われるもののなかだけでなく、銅線あるいは銅板として工場で使用される機械にも多分に使用され活躍しているのがポイントです。
金属としては柔らかい部類に入るので、細かな加工に長けています。加えて長持ちしやすく、ほかの金属と比べてある程度腐食に強いため、建築材料としても使われています。
銅と比較すると、真鍮はさらに加工がしやすいのが特徴です。金属としてはブロンズも多く耳にすることがありますが、それよりも真鍮のほうが活躍の場は広いです。
加えて、銅と同様にコストが安い点も注目です。そのほか、同じように腐食についても耐性があります。
製造部品の加工を依頼する際は、時間チャージについても理解しておくことが大切です。時間チャージは、精密部品の加工にかかる費用や価格に影響してきます。
時間チャージについて知るためには、操業時間と稼働時間に対する理解がまずは必要です。
操業時間は加工のために機械が稼働している時間を算出したもので、機械が故障やメンテナンスのために停止した時間も含まれています。一方で、機械が停止した時間を除き純粋に稼働していた時間のみを算出したのが稼働時間です。
操業時間と稼働時間についてより詳しく知るためには、人時間と機械時間を把握することが必要となります。これらは、人あるいは機械が製造や加工のためにそれぞれ携わっていた時間を指します。
人時間と機械時間を計算するためには、以下がポイントとなります。
人時間は以下の時間のことを指します。
機械時間は以下の時間のことを指します。
人時間、機械時間のどちらにおいても1と2を合計したものが「稼働時間」にあたります。1〜3、もしくは1〜4までの時間を合計したものが「操業時間」になります。
このうち、2の段取り時間とは、機械や製造・加工のための作業を停止させて、製品の切り替えなどを行う時間を指します。精密部品の加工における費用や価格を計算するためには、この段取り時間も重要となることを覚えておきましょう。
精密部品を加工するための素材として、銅と真鍮は似たような性質を持っています。どちらも、優れた性質を持っている素材です。さらにどちらとも安価ではありますが、細かな点が異なりますので、加工を検討する際はこれらの違いについてあらかじめ確認しておきましょう。
ニシキ精機では精密部品の加工を承っております。最短で即日発送ができるなど、他社様にはないサービスも行っていますので、精密部品の加工の依頼をご検討中の方はぜひ、ニシキ精機にご相談ください。
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