ピンゲージはケースに入れて保管しておくというのが一般的です。しかし正しく保管・整理できていないと、作業効率の低下や、ピンゲージの劣化につながります。この記事ではピンゲージの形状の特徴と使用・整理する際の注意点を紹介します。
ピンゲージは測定に欠かすことができないアイテムです。作業の効率を向上させるためには、まずピンゲージについてしっかりと知識をつけておく必要があります。
ここではピンゲージの形状と特徴を見ていきます。
ストレートはハンコのような形状をしており、円柱型が特徴です。作業中、穴径を検査する場合は、ピンゲージを差し込んで自重で通るかどうかを検査するシーンがあります。その際、使用するのはストレートのピンゲージです。ただし、持ち手がないので、手で持つ場合は汗や皮脂が付着する可能性があります。そのため、必ず手袋をして扱わなければなりません。
シャンクは、持ち手が付いている形状が特徴です。手袋を使用しなくても扱いやすいでしょう。
また、体温が先端に伝わりにくいというメリットもあり、熱膨張による影響も受けにくいため、精度が高い測定が可能です。
ピンゲージは劣化すると正確な測定ができなくなるため、適切な方法で保管しておかなくてはなりません。
ピンゲージを使用する際の注意点は以下のとおりです。
ピンゲージすべてにいえることですが、できるだけ素手で持たないように意識して使用します。
素材によっては問題ないこともあるのですが、ほとんどのピンゲージは素手で持つことによってサビたり熱が伝わってしまったりするため、測定にも影響が出てしまいます。
特に小径のピンゲージは素手で持つとすぐに熱が伝わるため、簡単に膨張し測定できなくなります。また、素手で触った後はきちんとお手入れをしないと、どんどん劣化していくというデメリットもあります。
使用する際はできるだけ素手を使わずに、手袋・ウエスなどを使って持つように心がけてください。熱も伝わりにくく、手の汗や皮脂によるサビの影響も最小限に抑えられます。
測定することばかりに気をとられていると、使用した後のピンゲージのお手入れを怠りがちです。
ピンゲージはとても高価な測定工具です。お手入れ不足で使えなくなってしまい、また購入するとなると経済的な負担もかかります。それを何度も繰り返すことになると、不必要な経費がかかってしまいます。
特にサビに注意しなくてはなりません。1度サビてしまうと、もとに戻すことはできず、正確な測定が難しくなるでしょう。使用した後は必ずホコリを払い、もしも素手で触っていたら拭き取ってください。
またサビないように防サビ処理も施し、大切に保管しておけば長くよい状態で使用できます。
保管の際は高温多湿にならない場所に保管するということも忘れてはいけません。長期保管になる場合は防サビ剤の有効期間にも注意し、半年に1度は塗り替えるようにしてください。
ピンゲージはセットになっている場合、様々なサイズがあります。
微妙なサイズ違いだと、使ったまま放置しておいたらどれがどれかわからなくなってしまったという問題も発生しやすいです。
必要なサイズのピンゲージを探すのに時間がかかると、その分作業効率も落ちてしまいます。使ったらすぐにもとの場所に戻すということを徹底しておけば、どこに置いたのかわからない、サイズが合っているかどうか不安…という問題も防げます。
ニシキ精機では、ピンゲージを整理するためのピンゲージスタンドを販売しています。
乱雑になりがちなピンゲージを整理でき、不良防止・紛失防止・作業台の整理に役立つアイテムです。工場の5S運動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)にも役立てることができるでしょう。
ピンゲージの形状や使用・整理する際の注意点を把握しておけば、必要なときに必要なピンゲージを取り出すことができ、作業の効率性も向上します。
ニシキ精機のピンゲージスタンドの価格は2,000円で色もホワイトとブラウンの2色があり、すっきりとした見た目が特徴です。今までピンゲージの整理がうまくできていなかった、いつもサビたり劣化したりしてすぐ使えなくなっていたという方はぜひ、ニシキ精機で販売しているピンゲージスタンドをご検討ください。
会社名 | 有限会社ニシキ精機 |
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代表者 | 会長 山田 恒義 代表取締役 山田 昌義 |
創業 | 昭和32年4月 |
資本金 | 300万 |
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