旋盤加工依頼をお考えなら、依頼から納品までの流れについて、あらかじめ確認しておきましょう。
この記事では、旋盤加工依頼に対応する有限会社ニシキ精機が、依頼の流れや見積もりを決める要素、加工費の計算、材料代について解説します。
切削加工依頼の流れ
専用の工具を使用して材料を削り取る加工方法を、切削加工といいます。切削加工は、旋盤やフライス盤などを活用して行います。
実際に切削加工依頼する際の流れは、以下のとおりです。
◆1.専門としている加工会社に依頼する
まずは、加工会社に依頼をします。依頼する際は、必要としている部品の数量や材質、外形寸法などに加えて、熱処理や表面処理、特殊加工の有無について伝えます。この段階で図面の提示も必要です。もし、自ら図面を作成できないのであれば、設計から行ってくれる加工会社を選んで依頼する必要があります。
◆2.見積もりを出してもらう
依頼内容や提示した図面などに従い、加工会社に見積もりを作成してもらいます。見積もりには、金額に加えて納期や輸送方法についても記載されています。条件に相応しいかどうかを判断しましょう。
◆3.発注を確定させて納品を待つ
作成してもらった見積もりで依頼することを決定したら、発注を確定させる旨を加工会社に伝えます。あとは、納品されるのを待ちましょう。
加工の見積もりを決める要素
旋盤などを使用した切削加工では、以下3つの要素をもとに見積もりが決定されます。
◆素材の調達費
部品を作るためにもととなる素材、母材の調達にかかる費用です。例えば、ステンレスの場合1kgあたりおよそ600円だとされています。これはあくまでも母材の調達費用であり、ここから加工を行うため完成した部品の重量と費用とは限りません。
◆加工するための費用
実際に加工するためにかかる費用です。設備の初期費用やランニングコスト、作業を行うスタッフの人件費、管理費に、加工にかかる時間を加味して算出されます。
◆特殊処理にかかる費用
切削加工では、材料を削り取ることで部品を製造します。その際、例えば腐食に強いとされている素材であれば、加工によって表面の酸化皮膜などが露出してしまうのです。そのため、削り取ったあとは部品の品質を確保するために表面処理や熱処理などを行う必要があります。そういった処理にかかる費用も加味する必要があるのです。
旋盤加工依頼の前にチェック!加工費の計算について
旋盤加工のコストを少しでも削減するためには、前述の3つの要素が重要です。
とくに、加工費は技術と知識の差によって大きく変動します。一般的に加工費は、部品を一つ作るのにかかるコストと必要とする量の掛け算で算出が可能です。しかし、加工を行うためには、実際に作業するスタッフの人数と、作業時間も関係してきます。すなわち、人件費や管理費です。このことから、加工費は以下の式で計算されます。
(設備の初期費用+ランニングコスト+人件費+管理費)×必要な完成品の数
上記の式は一般的な例であり、業者によって計算方法や基本料金は大きく異なるケースがあります。そのため、実際のコストに関しては、依頼したい業者に問い合わせることをおすすめします。
有限会社ニシキ精機では、旋盤加工依頼に対応しています。オンライン見積もりも受け付けているので、まずはお気軽にお問い合わせください。
材料代は素材の大きさで決まるわけではない
素材の調達費は、切削加工の見積もりを左右する要素の一つです。
しかし、素材の費用は種類や大きさだけで決まるわけではありません。
同じ材質であっても、業者がどのような素材を仕入れているかによって、コストは変わってきます。例えば銅材を仕入れるとしても、丸い棒状のものなのか、四角いブロック状のものなのか、ブロック状の6面をきれいに削ったものなのか、材料そのものにも種類があるのです。
業者がどんな材料を仕入れているかによって値段が異なるため、業者ごとでもコストが変わってくるのです。
旋盤加工依頼などをお考えの際は、そういった点も把握しておきましょう。
旋盤加工依頼は有限会社ニシキ精機にお任せください
旋盤加工依頼の一般的な流れは以下のとおりです。
- 依頼する
- 見積もりを作成してもらう
- 依頼を確定して納品を待つ
見積もりは、業者の計算方法や基本料金、どのような材料を調達しているかによって大きく左右されます。
その点を把握したうえで、納得できる対応と価格の業者に依頼しましょう。
旋盤加工依頼をご検討中でしたら、有限会社ニシキ精機へお問い合わせください。
有限会社ニシキ精機では、旋盤などを活用した切削加工に対応しています。
創業からの切削加工技術で、高品質・高精度の精密部品製造・加工をご提供いたしますので、ぜひご依頼ください。
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