NC旋盤の加工技術を活用することで様々な素材加工ができます。現在の部品加工において主流とされているアルミについて、NC旋盤を支える数値制御と合わせて詳しく解説しています。NC旋盤による加工の依頼をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
数ある素材のなかでも、アルミは加工しやすい金属といわれています。さらに、金属として優れた特性を持っているため、様々な場面でアルミが活躍しています。
まず、アルミは特に軽い金属です。例えば、鉄や銅を例に挙げると比重はそれぞれ7.8と8.9ですが、アルミは2.7です。この軽さを活かしたものとしてスマートフォンが挙げられるでしょう。このほかにも、通電性や熱伝導率、耐食性の高さ、非磁性、溶解のしやすさなど、ポイントは数多くあります。
アルミは、日本のものづくりの現場である工場も支えています。現在、工場では様々なロボットが活躍しています。これまでは人が操作していた機械も現在では自動化が進んで自動車や食品、半導体など幅広い分野で産業ロボットが活躍しているのです。
こういった産業ロボットの素材としても、アルミは大活躍しています。先述のように、とにかく軽い点がメリットです。このことから加工のしやすさに加えて輸送コストも下げられます。
そのほかにも、切削加工だけでなく曲げ加工や溶接加工にも柔軟に対応できます。特に耐食性は重要で、金属の弱点である腐食に対して強力な耐性があります。これは、アルミの表面を酸化皮膜が覆っているためです。
このようにアルミは製品だけでなく、産業ロボットのようにとても幅広いシーンで活躍しています。
自動車には多くの金属部品が使用されていますが、特に軽量化が求められる車体やそのほか様々な部品でアルミが用いられています。
航空機の機体にアルミは使われています。人や物を空から運ぶ航空機は、金属の耐久性に加えて軽量化が求められるため、アルミが適しています。
LNGタンクを運ぶLNG船です。軽量化が求められるLNGタンクにアルミが使用されています。
新幹線の車体や内装材には、一定の美しさが求められます。加工のしやすさや軽量化に優れたアルミは新幹線を作るのに最適です。
現代の技術力の結晶として、スマートフォンやタブレットが挙げられます。丈夫さと軽さが求められるカバーにアルミが使用されています。
機器だけでなく、リサイクルが重要視される飲料容器にもアルミが使われています。
食品や医薬品の包装材は、無害で無臭である必要があります。アルミは食品や医薬品の包装材の素材に最適なため重宝されています。
日本でもっとも高い建造物である東京スカイツリーの壁面にはアルミが使用されています。高い耐食性が求められており、アルミが最適であるためです。
ロケットの心臓部であるエンジンタンクにアルミが使用されています。
NC旋盤のNCとはニューメリカルコントロールを略したもので、日本語では数値制御という意味です。NC旋盤の機械をどのような設定で稼働させるかを決めるものがNCプログラムです。
この数値制御のプログラミングは決まったルールに則って羅列する必要があるため、専門的な知識が必要です。しかし、そのルールがわかっていればそこまで難しいものではありません。
NC装置には、旋盤系のほかにマシニング系もあります。これらは微妙に異なる点があるので気をつけなければいけません。メーカーによっても異なり、ファナックやメルダス、ヤスナック、シーメンス、ハイデンハインなどが挙げられます。
そもそもNC旋盤機械とは、NC装置と工作機械の本体の2つで成り立っています。このNC装置に対してパソコンや操作板から数値を打ち込んでプログラムを覚えさせます。プログラムに主軸回転数や使用する工具、移動方向などを決めるコードが組み込まれているのです。
数ある金属のなかでも部品加工の素材としてアルミは主流です。ほかの金属と比べて圧倒的な軽さ、耐食性の高さ、加工のしやすさなど極めて優れた性質を持っています。
NC旋盤の装置は数値制御によってコントロールされています。決まったルールに則って作られたプログラムを覚えさせることで稼働が可能です。
ニシキ精機では、NC旋盤加工を承っております。アルミをはじめとしたNC旋盤加工の依頼をご検討中の方は、ぜひニシキ精機にご相談ください。
会社名 | 有限会社ニシキ精機 |
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創業 | 昭和32年4月 |
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