精密部品加工は、数ミクロン単位の細かな加工です。大量生産には向かない反面、高精度の部品が求められているシーンに最適といえるでしょう。
本記事では、精密部品加工の定義やニーズ、設計段階で決まるコストについて解説します。精密部品加工を検討されている方は、ぜひ有限会社ニシキ精機にお問い合わせください。
精密部品加工の定義と加工方法
製品を1から作り出すためには、細かな部品が必要となります。なかでも精密部品を用意するためには、相応の技術や知識が必要です。
精密部品加工の定義とは、「数ミクロンレベルの加工」のことです。
そんな精密部品加工には、一般的に2つの方法があります。
◆1.先に型を作成して部品を量産する
あらかじめ型を用意し、それに合わせて部品を量産する手法です。型を作成するのにコストはかかりますが、用意さえできれば大量に部品を作り出せます。一方で、細かな加工には向いていません。
◆2.様々な機械や工具を活用して一つの材料から部品を作り出す
技術者の手によって、機械や工具を用いて部品を作り出す手法です。一つひとつ作っていくため、手間やコストが相応にかかります。一方で、型を作るためのコストは不要で、少量の部品を作成するのに向いています。
精密部品加工のニーズ
数ミクロンレベルの精密部品加工は、様々な場面でニーズがあります。ここでは、いくつかの例をご紹介します。
◆工具や装置
半導体や各種測定機器でのニーズは非常に高いです。これらを作成するための工具や装置の部品に、精密部品加工が必要とされています。
◆機工部品
自動車など、耐久性があり、できる限り無駄を省いて動力のみを伝えることが求められる機工部品のためには、精密部品加工が必要です。
◆生産台数が限られている機器
IT関連で求められる機器などは、超精密かつ少ロットです。そういった精密かつ生産台数が少ない装置や機器にも、精密部品加工が適しています。
◆より高度な役割をもった部品
航空機のエンジンや機工部品など、高度な動きを支える部品には精密部品加工が必要です。
精密部品加工における品質とコスト
精密部品加工の品質には、顧客からの評価が大きく関わっています。精密部品の品質を決めるのは、以下3つの要素です。
- 顧客が提示した納期
- 顧客が提示したコスト
- 仕様書のとおりに部品が作られているか
どれだけ作成する側が品質を保証したとしても、それを実感するのは顧客です。すなわち、顧客満足度と同義ともいえます。
実際に加工を行う現場では、設計者が作成した図面のみが判断材料となります。そのため、必要以上のスペックを設計者が図面に取り入れてしまうと、必然的にコストは膨らんでしまいますし、顧客の視点からはオーバースペックな出来栄えとなってしまいます。
オーバースペックな精密部品加工を極力避けることで、不必要なコストを削減できます。
有限会社ニシキ精機では、精密部品加工のご依頼に対応しています。
長年培ってきた技術と設備で、様々な精密部品の製造・加工が可能です。多品種少量生産を軸に、高品質・高精度な製品をご提供いたしますので、ぜひご相談ください。
コストが気になるという方は、オンライン見積もりもご活用ください。
精密部品加工は設計段階で製品コストが決まる
精密部品加工のコストを削減するためには、前述のとおり設計者の図面が鍵となります。精密部品加工は数ミクロン単位で作業を行うため、できるだけ工数を減らすことでコストの削減につながります。加えて、材料の調達も重要です。
そのため、精密部品加工は設計段階が重要になるため、その時点でコストの7~8割が決まってくるのです。
材料の調達費用や工数を減らしつつ、顧客が求めている品質をクリアするためには、設計者の手腕が問われます。
精密部品加工を依頼する際は、コストのことも意識した対応をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
精密部品加工のご依頼なら有限会社ニシキ精機へ
この記事では精密部品加工の定義やニーズについて解説いたしました。
精密部品加工は工具や装置の部品など、様々な場面で求められています。精密部品加工において、製品コストを左右するのは、図面を作成する設計者の手腕です。そのため、信頼できる業者を見つけて依頼することが大切です。
有限会社ニシキ精機では、精密部品加工のご依頼に対応しています。
昭和32年の創業以来、長年培ってきた技術を活用して、様々な精密部品の製造・加工が可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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