研削加工とはどんなものかご存知ですか?研削加工とは、旋盤加工やフライス加工などの後に、表面を仕上げるための加工です。
この記事では、研削加工のメリットや高精度の理由ついて解説をしていきます。研削加工について詳しく知りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
研削加工とは
研削加工とは、旋盤加工やフライス加工、熱処理を行った後に表面の仕上げとして行う作業のことです。金属を使って表面を仕上げる加工であるため、切削加工の一種となります。
表面処理といえば、やすりがけなどが思い浮かぶはずです。研削加工も、平たく考えればやすりがけと同じ作業です。しかし、やすりがけでは加工が均一でないなどの問題も発生します。さらにすぐに磨耗してしまうため、あまり効率はよくありません。
そこで登場するのが研削加工です。研削盤と呼ばれる機械を利用することで、より効率よく均一な表面仕上げ処理が可能です。
また、研削加工は表面を仕上げるだけでなく、刃物で削れないような硬い素材を加工する際にも活用できます。
有限会社ニシキ精機では、切削加工や研削加工など、様々な加工方法を活用した精密部品製造が可能です。長年培った加工技術と設備で様々なご注文に対応いたしますので、ぜひお問い合わせください。
研削加工は高精度?研削加工のメリット・デメリットもご紹介
研削加工には数多くのメリットがあります。寸法精度が高い表面処理が可能・滑らかな表面を得ることができる・焼入れ後や超合金などの硬い工作物であっても加工ができるなどがメリットとして挙げられます。
研削加工に使われている砥石は、砥粒・結合剤・気孔の3つの構造で成り立っています。砥粒が刃の役割を果たしていて、多くの小さな切れ刃によって少しずつ切り込みを入れることが可能なので、非常に高精度なのです。
しかし、一方でデメリットもあります。研削加工は加工に時間がかかってしまうため、スピーディな製造が求められるシチュエーションにおいてはあまり適していません。
そういった点も把握しておきましょう。
研削加工を行う加工機の種類
研削加工を行う加工機には3つの種類があります。それぞれの特徴について確認していきましょう。
◆平面研削盤
平面を加工する場合に用いる加工機で、フライス加工の後に利用されることが多いです。平面研削には立て軸型と横軸型の2種類があり、地面に対して主軸が垂直にあるものが立て軸型、平行にあるものが横軸型と呼ばれています。
◆内面研削盤
内面研削盤とは、工作物に穴がある場合に利用される加工機です。工作物と砥石が回転する普通型と、工作物内で砥石のみが回転するプラネタリ型の2種類があります。普通型は工作物が回転しているところに回転する砥石を動かすことで、工作物の内側を削ります。プラネタリ型はバランスの取りづらいものや大きな工作物の場合に用いられることが多く、砥石の形状を変えることで様々な工作物に対応できます。
◆円筒研削盤
円筒研削盤はその名のとおり、丸形状の工作物の外径を削るものです。工作物の大きさに合わせて、砥石の使い方が変わっていく加工方法です。
研削加工も有限会社ニシキ精機へお任せ
研削加工を有効に活用することで、今までよりも高精度な部品が作れるようになります。非常に高い表面処理能力で、なめらかな仕上がりになることはもちろん、硬い素材の加工も可能です。
有限会社ニシキ精機では、切削加工技術を活用し、様々な精密部品の製造・加工に対応しています。お客様のニーズにおこたえできるよう、研削加工など様々な加工方法に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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