金属加工は、1950年代にNC工作機械が登場してからそれまで人間の手で行っていた操作をコンピュータによる数値制御によって自動化したことで、格段に進歩しました。現代での金属加工には、NC工作機械が必要不可欠なものとなっています。
NC旋盤も、サーボ機構を備えた旋盤の普及によって、様々な製品開発に用いられています。そのようなNC旋盤加工を詳しく知ることで、部品製造依頼に役立ちます。
こちらでは、NC旋盤加工の特徴に加えて、NC旋盤加工ができる素材をご紹介しますので、NC旋盤加工を検討されている方は是非ご覧ください。
NC旋盤加工の特徴とは
旋盤は、回転させたステンレスやアルミなどの素材にバイトを当てて加工を行うもので、主に円筒形状のものを加工するのに適しています。
NC旋盤は、コンピュータ制御によって、あらかじめ設定した手順で数十種類に及ぶバイトを使い分けて自動加工が可能です。そのため、同じ工程を繰り返し行う量産品生産などに力を発揮します。
また、横や縦、高さの座標軸を通じて高精度で加工位置を制御できる上に、材質や目的とする形状に応じて、回転速度や刃物の送り速度を制御することができるため、穴あけや溝入れ、ねじ切りなどの様々な加工が自在に行えるのも大きな特徴です。
さらに使い方を上手く工夫することで、汎用旋盤では難しい形状の部品加工も可能にします。
現代では、主軸およびタレットを複数搭載して一回のチャッキングによって、複数か所の加工を同時に行うことができる機種が普及するなど、製造できる部品や加工可能な素材なども増えています。部品製造を依頼したい方は、是非NC旋盤対応業者にお任せください。
有限会社ニシキ精機は、NC旋盤による精密部品の製造・加工を承っております。小ロット・短納期のご相談も可能ですので、お急ぎの場合や試作品製造をお考えの方もお気軽にお問い合わせください。
NC旋盤加工できる素材について
NC旋盤では、様々な素材の加工が可能です。主な素材の種類をご紹介しますので、是非参考になさってください。
◆アルミ
A2011・A2017・A2024・A5052・A5056・A6061など
◆ステンレス
- オーステナイト系(SUS304・SUS304L・SUS303・SUS316・SUS310Lなど)
- マルテンサイト系(SUS403・SUS410・SUS410S・SUS416・SUS420J2など)
- フェライト系(SUS430・SUS430L・SUS410Lなど)
◆鉄
- 炭素鋼(S10C・S20C・S35C・S45Cなど)
- 鋳鉄(FC15・FC20・FCD40・FCD55・デンスバーなど)
- 工具鋼(SK3・SK4・SKS3・SKD11・SKD61・SKH5・SKH55・SKH57など)
- その他(SS400・SCM415・SCM435・SCM440など)
◆樹脂
アクリル・ジュラコン・MCナイロン・テフロン・紙ベーク・布ベーク・塩ビ・PEEKなど
◆真鍮
C3604・C3771・C4621・C4641など
◆銅
C1020・C1100・C1220など
その他もNC旋盤を用いることで、様々な素材の加工が可能です。ただし、業者によって対応可能素材が異なる場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
有限会社ニシキ精機では、コバール、パーマロイなどの難削材も加工可能です。NC旋盤の依頼をお考えの方は是非お問い合わせください。
アルミやステンレスなどの素材はNC旋盤加工がおすすめ!加工依頼は有限会社ニシキ精機へ
NC旋盤加工の特徴とNC旋盤加工できる素材をご紹介しました。アルミやステンレスをはじめ、様々な素材のNC旋盤加工は、有限会社ニシキ精機が承ります。これまで培ってきた経験と知識をもとにご満足いただける仕上がりの部品をご提供します。
短納期にも対応していますので、他では断られた案件でもまずはお気軽に有限会社ニシキ精機までご相談ください。
NC旋盤加工についての豆知識
NC旋盤加工なら有限会社ニシキ精機にお任せください