朝の5分間勉強会 ~6つの「ジンザイ」って知っていますか?~
こんにちは!総務課の石川です。
今年の桜は早かったですね~
もう満開です🌸当社のお花見は21日なので完全に葉桜ですね…残念(/_;)
さて、今回のブログでお伝えするのは「ジンザイ」について。
当社では毎週水曜日の朝礼で5分間の勉強会をします。
品質・技術・意識向上を目的とし、昨年8月からスタートしました。
最近では、社員が交代で講師をしています。
今日の勉強会の講師は、現場の技術職の社員でした。
テーマは「ジンザイ」について。
人材について、「人財」と「人罪」という当て字で話をすることはよく耳にしますが、
今回の勉強会では6つの「ジンザイ」を教えてもらいました。
1.人材:潜在能力を持ち得る状態。下記2~6のどのジンザイにもなり得る可能性がある。料理で言えば材料段階で、使う調味料や調理器具によって味が変わるように、今後の環境や指導により、仕上がりが変わってくる。
2.人在:与えられた仕事はなんとかこなせるが、それ以上に「頭」や「気」を働かせることをしない。「指示待ち族」のレベル。居るだけマシということで人在という。
3.人済:過去に会社に貢献し、活躍した功績があるが、今はもうその気力もなく、過去の栄光に溺れて、威張り散らしているだけ。新しいものを受け入れようとせず、持論を押し通すタイプ。もう御用済みということで、人済という。
4.人罪:100のうち、10のことを教えても10のことすら出来ないタイプ。やる気もなく、「あの人には困ったものだ」と評価されてしまう人。他の人に迷惑をかける罪深い人であり、給料分の仕事すらできない「月給泥棒」をいう。
5.人災:自分ができないのは上司の教え方が悪い。みんなが協力してくれない。私にはこの仕事は向かない。私の仕事ではない。など、責任転嫁をする通称「くれない族」。他の人に災いを起こすことから人災という。
6.人財:まさに職場にいなくては困るタイプ。10のことを頼むと10以上の成果を生み出す人。専門能力もどんどん身に付け、豊かな人間性を持ち、やる気も十分で自己啓発も怠らない。まさにし、職場にとっての財産という意味で人財という。
◆自分はどのジンザイに近いか?
理想のジンザイはもちろん「人財」です。しかし、全ての人が全てのケースにおいて「人財」になれるわけではありません。時には「人財」になれても、別の仕事では「人在」や「人罪」になってしまうこともあります。要は、“完璧な人間”なんてありえないということ。失敗や反省、後悔を繰り返しながら生きていくのが人間だと思います。
◆大事なこと
大事なのは、仕事をしている時、意見を述べる時、考え事をしている時、自分はその瞬間、「どのジンザイに当てはまるのか」を立ち止まって考えてみることだと思います。
1~6のジンザイを改めて見てみると、自分が気づかないうちに「人材」「人財」以外になってしまっている人も多いのではないでしょうか。
「人災」については、仕事に対しての意識が高いつもりでいる人が陥りがちです。5に挙げたような言葉が出てくるのは、果たして意識が高いと言えるでしょうか。特に、会社の仲間を批判しても、何も良いことはありません。聞いている周りの人も嫌な思いをしてしまいます。自分も完璧な人間ではなく、自分が気づいていないところでも、仲間に支えられている部分があるということを決して忘れてはいけません。
他責にするのは、自分の甘えです。そう思えている人は、簡単に他人のせいにはしません。そうゆうカッコイイ大人になりたいですね!
「人在」「人済」「人罪」「人災」になっているかどうかは、改めて意識をして考えない限り、本人は気づかないことだと思います。その人なりに精一杯仕事をしているので、それが正しいと思ってしまいがちです。
だからこそ、勉強は大切。人の話に耳を傾けることは大切。このブログを読んで気づいて下さる方もいるかもしれません。
自分で“気づく”ということが大切です。自分で納得して気づかないと人は変われません。
社員が増えれば、様々な考えが出てきます。自分と100%同じ考え方の人は誰一人いません。自分の考えを「普通」として他人の考え方を批判する方もいますが、最近、考え方に「普通」って存在するのかなと思うようになりました。
みんなが100%同じ考え方なら、全員不満ゼロで働くことができるでしょうけど、それは無理ですよね。自分だけが大変じゃないんだ、自分だけが思い通りにいかないんじゃないんだ、みんな相手を思いやって我慢している部分があるんだということを心にとめておく必要があると感じています。
私は、社会に出てから丸7年が経ちました。今回の勉強会のように、学ぶ機会が多いことで、少しずつ考え方が広くなってきたように感じます。学ぶことで違った世界が見えてくるので楽しいです。これからも頑張っていきます。そして、学ぶ楽しさを後輩に伝えていけるような「人財」になります!
総務課 石川