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切削部品に使用できる素材

高精度の切削部品製造においては様々な金属や素材が使用されます。こちらでは弊社でよくご注文を承る素材をご紹介します。

ステンレス

ステンレスは、鉄にクロム・ニッケルなどを加えた合金です。クロムが鉄の表面に酸化被膜を作るので錆びにくく、精密部品製造にも幅広い用途で使用されています。切削部品の素材として欠かせないものです。

アルミ

アルミは比重が軽いため、軽量化を目的として自動車や鉄道、飛行機などに活用されることも多い金属です。ステンレス同様金属表面に被膜が形成されるので、錆びにくいという特性がありますが、被膜が傷つくとそこから錆びてしまうので、日常的にオイルを塗るなどのケアがおすすめです。

黄銅

黄銅は別名真鍮とも呼ばれ、主成分である銅に亜鉛などを加えた合金です。銅と亜鉛の比率やその他に加える金属との比率によって、被削性や耐海水性を上げることもできます。5円硬貨にも使用されるため、見た目の美しさも追及できる素材です。

鉄は人類が最も古くから活用してきた金属の1つで、炭素の含有量により鋼と銑鉄に分かれます。炭素が少ない鋼の方が柔軟性のある強靭な素材で、自動車などにも利用されています。酸化に注意が必要という特性もあります。

SK材

炭素工具鋼鋼材は通称SK材と呼ばれ、炭素量が0.6%と定められています。炭素の含有量による硬度に変化はありませんが、耐磨耗性・耐衝撃性などの機能に違いが出ます。ヤスリやカミソリなどに使用されることが多いため、高品質な切削部品としてだけではなく、切削するための機器に使用されることもあります。

コバール

別名コバルトと言って、人間の体に必須のミネラルであるところから、金属以外の用途も幅広い素材です。工業的な用途としてはリチウム電池の電極材や合金素材としての用途が幅広く、高温・高熱に強い性質を持っています。

パーマロイ

ニッケルと鉄を主成分とする軟弱磁性合金のことです。磁気を通しやすく磁石の芯として最適な素材で、ステンレスほどではないものの、酸化に強い性質を持っています。センサー機器やオーディオ機器、デジタルカメラの精密部品などの用途があります。

弊社は長野でこちらに挙げた素材以外でも対応ご相談を承っていますので、短納期でもお気軽にご相談ください。