精密部品を製造する上で切削加工の技術や加工に使用する機械は発達を続けていますが、絶対に変わらない必要な要素もあります。その中でも特に重要なものが、水と大気ではないでしょうか。
精密機器の部品製造になぜ水と大気が必要なのでしょうか。例えばネジなどの部品を切削加工した場合、できあがった製品をミクロのレベルで見てみると金属の削りかすが付着しています。
それを洗浄する際には水が必要になりますが、不純物の少ない水であればあるほど仕上がりもきれいになります。また、空気中の不純物が少なく部品に付着する可能性が低いこと、空気が乾燥して錆びにくいことも良質な精密部品の製造をする上で欠かせない要素です。
精密部品製造に水と大気が重要であることを強く教えてくれるのがスイスです。スイスと言えば時計産業で長らく世界のトップを走る国として有名です。
世界でも様々なものづくりが行われていますが、特に腕時計に使用される部品ほど繊細な加工技術と品質管理が問われるものは類を見ないのではないでしょうか。
スイスで時計産業が発達した背景として、高い技術を持った職人とアルプス山脈のきれいな雪解け水、清浄な空気が揃っていたことは決して見逃せるものではありません。
実は弊社近隣の諏訪地方は「日本のスイス」として有名な地域でもあります。日本アルプスの雪解け水と高原の清浄な空気が、切削加工の精密さと高い品質を保つための洗浄・加工後の品質管理を可能にしてくれます。
弊社が拠点にする岡谷市でも精密機器の部品などのものづくりが盛んですが、高品質なものづくりを可能にしてくれている環境があってこそ、長くご愛顧いただいていると思います。
弊社ではNC施盤を活用した切削加工による精密機器の部品作りを承っています。短納期での対応もご相談いただけますので、長野の雄大な自然に支えられた高品質な部品を、是非御社の製品にお役立てください。