ピンゲージスタンドで整理整頓を習慣化！必要なピンゲージ・リングゲージがひと目で分かる

道具の整理整頓や清掃などニシキ精機が推進する5Sの活動は、5番目のSである躾として習慣化することが大切です。三日坊主で終わってしまったら再び作業台の上は雑然とした状態に戻り、作業効率や製品の精度は落ちてしまうでしょう。

しかし、いつでも道具の置き場所を変えずに作業を進めるとなれば簡単な話ではありません。穴開け加工は、ある程度まで穴を開けて適正サイズになっているかピンゲージで測定する行為の繰り返しになります。作業のリズムを崩さないためには、穴径をチェックしたら次の作業にすぐ取り掛かりたいところです。一定時間に渡って細かい作業を続けていたら、ピンゲージを元に戻すことが面倒になってきても仕方ないでしょう。

精密部品の加工では製造作業に多くの労力を費やすので、どうしても道具の整理整頓までは気が回らなくなります。5Sの重要性を頭では分かっていても加工作業と並行することは難しく、なかなか習慣化は進まないかもしれません。道具の整理整頓を定着させるためには、その負担を軽くする工夫が必要になると考えられます。

ニシキ精機が提供するピンゲージスタンドは、ピンゲージだけでなくリングゲージのサイズも一目で確認可能です。

スタンドは2段の階段状になっており、手前の低いほうにはリングゲージを、奥にはピンゲージを置けます。いずれも各ゲージのサイズに合わせて置き場所が分かれているので、ピンゲージとリングゲージともに大小が入り乱れる心配はありません。サイズごとの置き場所を覚えてしまえば、どこに必要とするゲージがあるか探す手間は減らせます。使い慣れてくれば、きちんと元に戻すことも大した負担ではなくなるでしょう。

ゲージを取り出しやすい点も、このスタンドの注目ポイントです。ピンゲージは、収納する穴に入れても少し先端がのぞきます。リングゲージは円形のへこみに平置きしますが、こちらも完全には隠れてしまいません。どのサイズでも出し入れが面倒にはならず、あまり意識しなくても整理整頓できてしまいます。細かい作業の最中でも自然と作業台の上が清潔に保たれるので、気持ちよく仕事に打ち込めるでしょう。

精密部品の加工では、作業そのものに細かい神経を使います。整理整頓が大切と頭では分かっていても、いざ実行するとなると楽ではありません。そのストレスを軽減するアイテムが、ピンゲージスタンドです。すぐにサイズを見分けられるうえゲージを取り出しやすいので、作業を妨げず整理整頓の習慣化にも役立つことでしょう。

精密部品の製造に関するご相談なら、是非弊社にお任せください。医療機器や情報機器などに利用される精密部品を製造するとともに、メッキや焼入れなどの処理も承ります。使用する加工素材はステンレス、アルミ、樹脂など幅広く対応しています。試作製造も行っていますのでお気軽にご相談ください。