NCプログラムについて

NC旋盤は、NC装置を用いて作業を自動化することで生産性の向上や質の安定化など、様々なメリットをもたらしました。そして、優れた性能を持つNC旋盤を使用する際に欠かせないのがNCプログラムです。

NCとは「Numerical Control」の略称で、日本語に訳すと「数値制御」を意味します。NC旋盤を操作する際に「どのように動かすか」を指示するプログラムを作成・保存し、読み込ませて実行します。

NCプログラムは、アルファベットと数値を組み合わせて工具の移動や主軸の回転・停止などを指示します。
頭につけるアルファベットは「アドレス」、続く数字は「ワード」と呼ばれ、位置の指定に使用するのが座標です。座標とは数学の授業にでてくるXとYを使ったグラフと似たようなもので、NC装置では機械ごとに主軸が移動する範囲が決まっています。

切削加工を用いて部品製造をする際、微調整などで製品の寸法が多少変わることも少なくありません。しかし、その都度プログラムを一から書き直すのは時間も手間も掛かります。そのため、NCプログラムではカスタムマクロと呼ばれる機能が搭載されています。

メインプログラムとは別のサブプログラムのようなもので、事前に作成しておくことでメインプログラムからマクロを呼び出すことが可能です。マクロ機能によって時間のロスを防ぎ、汎用性の高いプログラミングの作成ができます。

このことから、NCプログラムを用いるNC旋盤は市場の変化に柔軟に対応できる、短納期が可能など多くの利点を持ちます。

長野県岡谷市にある弊社では、NCプログラムを用いたNC旋盤での精密部品製造を行っています。ものづくりを通してお客様を笑顔にできるよう、短納期・高品質・高精度をモットーに今まで培ってきた切削加工技術を生かして「いい製品」をお届け致します。また、慢心することなく切削加工技術・サービスの向上や設備の充実に努め、日々精進してまいります。精密部品製造のご依頼なら、是非弊社にお任せください。