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精密部品製造を支えるNC旋盤の構造や歴史とは?
NC旋盤による精密部品製造なら|ニシキ精機
精度の高い部品や特殊な形状の部品加工が可能なのがNC旋盤です。こちらでは、金属加工の場面で活躍しているNC旋盤の構造や歴史についてご紹介します。
NC旋盤の登場
精密部品の製造などで利用されるNC旋盤の「NC」は、数値制御(Numerically Control)のことを指しています。
その技術を利用した NC工作機械が最初に登場したのは、1950年代のことです。NC工作機械の登場により、それまで手作業で行っていた作業をコンピューターによる数値制御で自動化することができるようになりました。
また、NC工作機械のひとつであるNC旋盤は、日本の大学にて1950年代後半に誕生します。1960年代後半には、従来の旋盤に目標値に追従するように自動で作動するサーボ機構を追加した製品が広まり、NC旋盤は急速的に進化したのです。
NC旋盤の構造
汎用旋盤とNC旋盤の基本的な構造は同じですが、NC旋盤には自動化や省人化を目的とした様々な工夫があります。
主軸台
旋盤における主軸とは、工作物を回転させる軸のことです。一般的に、主軸の先端にはコレットチャックや3つ爪チャックなど、工作物を固定するためのチャックが取り付けられています。また、汎用旋盤と異なり、NC旋盤には主軸にポジションコーダも取り付けられています。ポジションコーダは位置を検出するためのもので、これを利用することによって手動でギアを変えることなく主軸の回転数を制御することが可能です。
心押台
長尺物の加工など行う時、端面を支える機能を持つのが心押台です。NC旋盤の場合、縦方向の移動は手動による操作も可能ですが、心押台にサーボーモータを連結させたものでは自動で移動ができます。
精密部品の製造なら、是非弊社にお任せください。長野県岡谷市にある弊社では、短納期・高品質・高精度を基本理念として、NC旋盤で精密部品製造・加工を行っております。加工は、ステンレスやアルミからコバール、パーマロイなど難削材まで、幅広い素材に対応しております。様々なお客様のニーズに応え1個からでも加工を承っておりますので、お気軽にご相談ください。